方針
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目的を持った活動を行う
精神障害のリハビリテーション

精神疾患では、幻聴や妄想など直接疾患によって引き起こされる精神機能の障害のほか、それら障害が原因で日常生活を送るために困難が生じたり、精神疾患と診断されたことで周囲との関係性が不利になったりという、二次的な障害も社会復帰に際しての大きな壁となります。このような障害を、日常的に行われている仕事や遊び、運動などを通して安定化させ、対人関係能力や作業能力の向上をめざすのが作業療法です。
 いろいろな刺激に敏感になり混乱しやすい時期に、運動で衝動的なエネルギーを発散させたり、黙々とひとつの作業を続けることで気持ちを落ち着かせたり、衝動的な行為を取らないようにするのも作業療法の役割です。患者さまに最適な活動は、お一人おひとりの状態と志向性から作業療法士が判断します。
 また、作業を行うことで、患者さまの抱える対人関係や生活技能など生活上の障害や特性が見えてくるため、そこから的確な評価を行い、よりよいリハビリテーションの提供に役立てることができます。スタッフは、患者さまが作業の達成感や感情の表現によって自分の存在を確認しながら、生きたいという力を育むことを総合的な視野からサポートします。